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【ネタバレあり感想】失うものがない愉快犯の精神的に追い込むサイコパスにバットマンが挑む「ダークナイト」

こんにちは。

今回は、ダークナイトを観賞したので感想を書いていこうと思います。

引用元:映画.com

以前観賞していましたが、友人にIMAXで観ようとの誘われたので、2回目の観賞をしてきました。以前観賞した時の物語の記憶はやや曖昧でしたが、3本くらい映画を観たような重さと濃さを感じたのを覚えています。

以下、感想です。

あらすじ

ゴッサム・シティに現れた史上最悪の犯罪者、ジョーカー。彼を捕まえようと、バットマン(ウェイン)、デント検事、ゴードン警部補は力を合わせて立ち向かうも、ジョーカーに一歩先を越されてしまい、デントと、彼の恋人レイチェルを誘拐され、別々の離れた倉庫に閉じ込められ、時限爆弾を設置される。時間的猶予がなく、どちらかしか救えない状況に陥ったバットマンは、苦渋の選択の末、デントを救出し、レイチェルは爆死してしまう。一命えお取り留めたデントだったが、爆破の障害により顔の半分の皮膚を失うと共に、正義の為に戦ったのに報われなかった結果と、裏切り者が存在したという情報から、徐々に正義の為に戦う者達に牙をむき始める。一方、ジョーカーは、二隻の船に爆弾とスイッチをしかけ、「片方の船のボタンを押せば、その船は助かるが、もう片方の船が爆発する。0時を回った時点でどちらも押さなければ両方爆破。」というゲームを開催していた。しかし、船員が一丸となって勇気を持ち、両者押さないというジョーカーの意を介した結果となり、ジョーカーはバットマンに倒され、逮捕された。しかし、ジョーカーの企みによりデントは完全に悪の道に走ってしまい、ゴードンの息子を殺しそうなところをバットマンに抑えられ、亡くなってしまう。ジョーカーの思惑通りにさせない為、デントの殺人は全てバットマンが行ったことにして、ダークナイトとしてゴッサム・シティの闇へと消えていった。

作品情報

監督:クリストファー・ノーラン

主演:クリスチャン・ベール (バットマン)

出演:ヒース・レジャー (ジョーカー)

   アーロン・エッカート (ハービー・デント検事)

   ゲイリー・オールドマン (ゴードン警部補)

感想

失うものがない愉快犯の恐怖感が半端ない。正義の為に戦った人達が報われない絶望のラストに凄く考えさせられる作品。

映画を3本観たような重さ

本当恐ろしい映画を作りますね、ノーラン監督は。”正義は必ず勝つ”なんて言葉なんてないかのようなラストでした。そして、150分の映画とは思えないような濃密さ。まるで3本映画を観たかのような、ずっしりくる疲れがありました(笑)。この映画を3パートに分けて感想を書いていこうと思います。

1.史上最悪の犯罪者ジョーカー出現。

こんなに史上最悪が似合う男はいない。正論っぽく意味の分からない事を言い、話すときにくちゃくちゃと唾液の音を鳴らす不気味さを併せ持ち、人を精神的に追い詰める、まさに史上最悪の犯罪者だと思います。ナイフを突きつけながら、自分の昔話を語るシーンが何度かあるんですが、毎回言ってる事が変わり、矛盾してるのもなんだか気味が悪かったです。ただ、悔しいことにそんな最悪の犯罪者に魅力を感じてしまう。なんならちょっとカッコ良いとまで思ってしまった。失うものがない、お金も欲しくない、なんなら自分の命も惜しくない、ただ純粋に殺人をしたいという理解不能な思考…。いや~、こんなん町にいたら夜も眠れないわ。

そして、今回このジョーカーに挑むのは、バットマン、デント検事、ゴードン警部補といった豪華な顔ぶれなんですが、毎回ジョーカーに一杯食わされる。彼らの愛する人や家族それを盾にとられるけど、ジョーカーにはそれがない。ジョーカーはバットマン達を殺せるけど、彼らは法で裁こうとするため殺せない、といった所が毎回ネックになってるように感じました。結果論ですが、バットポッドでジョーカーをひき殺せなかったのは、完全に判断ミス正義を貫く上での弱さだと思いました。やっとのことでここまで追い詰めたのに逃がしてしまったのは、うーん、、悔しい。もしかしたらジョーカーも、バットマンが殺せないのを分かっていたのかもしれませんね。

そして、第1幕の最悪の事件と言ったら、デントとレイチェルがジョーカーに誘拐される事件。ここでジョーカーえぐいな~って思った所は、あえてどちらかは助けられるような状況を作った事。しかも誘拐されたデントとレイチェルはお互いの音声が繋がっているという所も残酷でした。お互いに「あなたが助かって」と言いながらも心の中では死の恐怖を感じているのも伝わってきて、心臓が破裂しそうでした。。デントが助かったのを知ったレイチェルの安堵と死を直面した表情の演技が上手すぎて、僕はここで泡を吹きかけました。一方のバットマンもこの苦渋の選択を、迷ってる暇なく決断する必要があったわけで、こっちはこっちで違う方向から精神的に追い詰めていく。ジョーカーほんとやべぇ。いや、これを思いつく製作陣がやべぇのか?(笑)。バットマンが助けたのは、デントであったわけですが、ゴッサム・シティに一番必要な純粋な正義を取ったという事だと考えてます。私的な観点ではなく、町全体の観点で選べる精神が凄いと思いました。しかし、この判断が正しかったのか考えさせるのが、この後の展開なんですよね。

2.唯一のジョーカーの誤算!? ゴッサム市民の勝利

ジョーカーの最後の計画は以下のようなものでした。

二隻の船に爆弾とボタンをしかけ、片方の船のボタンを押せば、その船は助かるが、もう片方の船が爆発する。0時を回った時点でどちらも押さなければ両方爆破。

これまた命をもて遊ぶような犯罪を考えるわけですね。ですが、ここはゴッサム市民の正義感が勝ち、誰もスイッチを押さずに済むという結果になりました。ここは本作品唯一と言っていいようなスッキリするシーンでした(笑)。特に囚人が乗っている船の1人がボタンを海に投げるシーンは惚れ惚れしました。

そしてその頃、いよいよバットマン VS ジョーカーが始まります。バットマンのハイテク技術でレーダーで敵の位置や建物を把握しながら戦うシーンはめちゃめちゃカッコ良い。一方のジョーカーは丸腰なのにバットマンと良い勝負を繰り広げる素の戦闘能力の高さには笑いました(笑)。確かに今までのマフィアとの絡みを見ていても、動きから分かる戦闘能力の高さでした。ゴッサム市民がジョーカーに勝利した所で、バットマンも勝つのですが、やっぱりジョーカーの命は助けるというね(笑)。こっちからすると、またすぐに脱走して殺人を犯すのが見え見えなのですが。人は殺せないというウェインの人間らしのい一面でした。

3.完全に闇堕ちしたデント

本作がバッドエンドである理由の1つは間違いなくこれでしょう。ゴッサムシティの平和の星が、復讐に囚われた殺人鬼になってしまう事件です。ジョーカーが最初からこれを企んでいたのか、はたまたデントが生き延びたという結果から咄嗟に思いついた行動なのかは分かりませんが、ジョーカーの勝利だと認めざるを得ない悲しい結果になってしまいました(後者であればめちゃめちゃ怖い)。顔の皮膚が半分溶けて、半ガイコツの顔でぎょっと睨むシーンはかなり鳥肌立ちました。作中でもありましたが、ジョーカーの狙いは、平和の星と呼ばれた男が闇堕ちすることで、市民に絶望を与える算段でした。どれだけ恐ろしいことを考えるんだ製作陣は!!ジョーカーは!!だが、バットマンがデントを殺してしまった後に全ての罪を被って闇に消えるシーンはかなりカッコ良い。あの流れから「ダークナイト」って出てきてエンドロールに入るのは反則過ぎるだろ!!息止まるわ!この映画観た後ほどエンドロールが短く感じる映画は少ないでしょうね。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

簡単にまとめると、

  • サイコパス過ぎるジョーカーが逆に魅力的に見える。
  • 唯一のジョーカーの負けシーンはちょっと感動した。
  • エンドロールへの入り方がカッコ良過ぎる。

以上になります。

この前インセプションを観て、今回ダークナイトを観て、と、クリストファー・ノーラン監督に絶賛ハマり中です!(笑)

7/31からIMAXでダンケルクの再上映もやるそうなので、是非是非観賞したいと思います!