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【ネタバレあり感想】小さな選択が後の人生に大きく影響する「バタフライ・エフェクト」

こんにちは。

今回は、バタフライ・エフェクトについて書きたいと思います。

引用元:映画.com

名作として良くおすすめランキングに入ってくる作品ですね。個人的に今まで観る気になれなかった原因が、このポスターですね。なんか不気味というか、ダサい…。せっかくタイトルがカッコ良いのになんか残念なポスターだなと思って少し毛嫌いしていました。

話は逸れましたが、以下感想です。

あらすじ

主人公エヴァンは、幼少期の頃から時々記憶をなくす障害を持っていた。精神科医からの助言もあり、幼い頃から毎日日誌をつけていた。大学生になったエヴァンは、幼い頃の日誌を読むことで記憶がなくなっていた時間軸に戻り、人生をやり直す事ができる能力を手に入れた。エヴァンは、幼馴染三人と母親が一番幸せな”今”になれるように、何度も過去に戻り違う選択をする。しかしどの地点でどの選択を取っても、全員が幸せになれる事はなかった。最後にエヴァンが取った選択は、初恋の相手ケイニーと”出会わないこと”だった。

作品情報

2004年製作で、エリック・ブレスJ・マッキー・グルーバーという二人の無名監督が作り上げた。主役エヴァン役はアシュトン・カッチャー、初恋相手のケイニー役にエイミー・スマートが務める。

感想

いやーー切ない!でもこれが正しい選択なのかな、、?とにかく余韻が凄い。観賞してから三時間くらい経ちますが、ずっとバタフライ・エフェクトのこと考えてる。

正直最初は結構びびってました。。エヴァン少年が包丁を持って突っ立っていたり、幼稚園で恐ろしい絵を描いたりした時は、「こういう系の映画なの?」と少し残念に思っていました。が!それを覆してくれるのが切ないけどハッピーエンドともとれるラストです。

ラストに結び付くまでの、エヴァンが様々な選択をしてその選択をする度に違った将来に結び付く中盤の物語はぼーっと観ていました。「この選択をしたらこういう結末になるんや、なるほどな。」と感じたり、「いやいや、この選択をしてこうなるか??」とツッコミを入れたりしていましたね。特に一番ツッコんだのは、犬を入れた縄をほどくトミーを、レニーが刺したとこですね。「レニーってそんなに残酷やったん!?」って思わず目を見開きましたね。笑

ただ、本当にこの中盤の物語は、タイトルである”バタフライ・エフェクト”を表現していて観終わってから考えさせられました。いやー凄い!”バタフライ・エフェクト”は「蝶が羽を動かすだけで遠くの気象が変化する」という意味の気象学の用語だそうです。「ものすごく小さな変化でも、少しずつ物事に影響を与えていき、やがては大きな結果を生む」という意味だと考えてます。これが本作にぴったりですね。エヴァンは過去の一点に戻って、その時と違う選択を取っただけですが、その後の将来が全く違うものになっていました。私たちの人生も一つ一つの小さな選択が思い掛けない今に繋がっているのかもしれないと考えさせられますね。

さて、この映画で最も見所であるラストについて書きます!エヴァンは最終的に幼少期に戻り、”幼い頃から想い続けていたケイニーと出会わない” 選択を取ります。もうこれ観ながら悲壮感が爆発しそうでした。うん、確かに伏線あった。ケイニーはエヴァンと離れたくないが為に暴力的な父親の元にいることを選びましたもんね、、だからケイニーの兄のトミーも父親の元で暮らすことにより、残虐な性格になってしまったんだ。そもそもエヴァンとケイニーが出会わなければ優しい母親の元で暮らしていけた。だからエヴァンはケイニーと出会わない事で皆が幸せに生きていける選択をした。…って何と悲しいお話なんでしょう!!自分がエヴァンだったらこの選択できる?ぶっちゃけエヴァンとケイニーが幸せになれる選択を選んでしまいそう。ラストのエヴァンとケイニーが町ですれ違うシーンは切な過ぎて心が苦しかったです。エヴァンはケイニーと気付くけど、ケイニーはそもそもエヴァンを知らないから通り過ぎていく。。あー、悲しいなぁ。でもなんかすごくきれいな終わり方でした。

余談ですが、レンタルDVDに別バージョンのエンディングが二つあったので観てみました。一つが、”ストーカー編”。エヴァンとケイニーが町ですれ違った後、エヴァンが振り返り、ケイニーを追いかけて終わっていく終わり方。んー、これは微妙だな。「この後、進展あるのかな?」というワクワク感はあるけど、苦渋の選択を取ったのが台無しになりそう。今までの話からすると、この後のエヴァンとケイニーに幸せがやってくるとは考えにくいです。二つ目は”ハッピーエンド編”。エヴァンがすれ違いざまにケイニーをお茶に誘うシーンで終わります。これは最悪。今までのタイムスリップはなんだったんだと思わせるラスト。このラストだったら人々の心には残らない作品になってそうでしたね。

さらに余談ですが、このシーン”君の名は。”に似てると思いました。こっちは一方的に知ってるだけですもんね。”君の名は。”も声をかける前にエンディングに入っていれば違ったテイストの映画になったと思います。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

今もなお、”切ないハッピーエンド”として受け継がれる名作なだけあって、凄く面白かったです。一度観たら忘れなさそうな映画です。タイトルと本編の内容も凄くマッチしていて素晴らしいなと思いました。日本版Blu-rayがあったら買って何度も見返したいなぁ。