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【ネタバレあり感想】徐々に明らかになる真相。サスペンスと見せかけたサイコホラー「ゴーン・ガール」

こんにちは。

今回は、ゴーン・ガールを観賞したのでその感想を書いていきます。

引用元:映画.com

後輩にオススメされたので、Netflixにて観賞しました。ポスターとタイトルを見る限り、妻の失踪事件が主軸となっていて、感動的な物語を想像していました…観賞するまでは。

以下、感想です。

作品情報

「セブン」「ソーシャル・ネットワーク」の鬼才デビッド・フィンチャー監督が、ギリアン・フリンの全米ベストセラー小説を映画化。「アルゴ」のベン・アフレックを主演に、ロザムンド・パイク、ニール・パトリック・ハリスらが共演。幸福な夫婦生活を送っていたニックとエイミー。しかし、結婚5周年の記念日にエイミーが失踪し、自宅のキッチンから大量の血痕が発見される。警察はアリバイが不自然なニックに疑いをかけ捜査を進めるが、メディアが事件を取り上げたことで、ニックは全米から疑いの目を向けられることとなる。音楽を、「ソーシャル・ネットワーク」「ドラゴン・タトゥーの女」でもタッグを組んだインダストリアルバンド「ナイン・インチ・ネイルズ」のトレント・レズナーと、同バンドのプロデューサーでもあるアティカス・ロスが共同で担当。

引用元:映画.com

注目したいのは、監督のデビット・フィンチャー。胸糞映画として名高いセブンの監督です。スタンリー・キューブリック同様、完璧主義者としても知られている監督です。

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失踪した妻を探す主人公ニックを演じるベン・アフレックは、ワーナー×DCのバットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生ジャスティス・リーグではバットマンを演じている。

感想

☆☆☆☆☆☆☆☆/10

謎の失踪事件から徐々に明らかになっていく旦那 VS 妻の構図に背筋が凍る…。ここまで先が読めない映画は久々で、画面に釘付けになった。

時間を遡っていくことで徐々に明らかになる事実

今回もセブンと同様かなり特徴敵な作品でした。時系列がいったりきたりしますが、字幕で日付を表記してくれるので、混乱することなくついていけます。

多少いったりきたりしますが、話の流れとしては、以下の順で描かれていきます。

①現在 (エイミー失踪)

②エイミーとの出会い~現在

③現在~(ニック視点 / エイミー視点)

ここで注目して頂きたいのが、②です。まず失踪した、という事実が起こってから、なぜ失踪したのかが、後から描かれて、徐々に分かっていく手法に新鮮さを感じました。

最初は甘い新婚生活のようでしたが、徐々に関係が壊れ始めていき、しびれを切らしたエイミーが失踪した、という他愛もないストーリーか~と思っていました。しかし、物語が進むにつれ、徐々に明らかになるニックの怠惰な一面とエイミーのサイコパスさに愕然とします。ニックは教え子と不倫していた事が発覚します。まぁこれもダメなんですが、特筆すべきはエイミーです。エイミーは、親の完璧主義教育により、完璧な旦那と完璧な妻による完璧な家庭を築くことが理想でしたが、夫ニックの不倫や堕落した生活に嫌気が差し、夫に殺害されたかのように偽装工作し、自殺を図っていました。そして、この計画を達成する為の異常なまでの行動力にはゾッとしました。そしてそれを見抜いたニックは、その偽装工作を暴くべく、弁護士を雇って捜査を開始します。

エイミーが何者かに誘拐され、愛する夫が探し出すストーリーだと見せかけ、徐々にダン VS エイミーの戦いに切り替わっていました。この見せ方はマジで感激した。製作陣の思惑通りに振り回され、夢中になっていました。

まだまだ続くエイミーのサイコパス

他殺を装った自殺をするべく、エイミーが次々に行動していくのですが、そう一筋縄にはいかないのです。存在を隠して他人のふりを生活しますが、途中で質の悪いチンピラにお金を持っていかれます。一門無しになったエイミー。きっと作戦を変えて、早めの自殺に切り替えるのかなと思いましたが、さすがサイコパスエイミー、考える事がえげつない。実は彼女には、10年近く付きまとわれているストーカーがいたのですが、そのストーカーに自分を匿ってくれと懇願します。ここで、サイコパスとストーカーが一つ同じ屋根の下での生活が始まります。サイコパスとストーカーが一緒に暮らすシーンがあるなんてこの映画くらい。この後どうやってエイミーは作戦を遂行するのかな、と考えていましたが、結局ニックからエイミーに向けた記者会見でニックを見直し、ニックの元に帰ろうと決意します。匿ってくれたストーカーは全てを知っているのでもちろん殺して。ヤバい奴とは知ってたけど、ここは殺さずに上手いこと口封じして逃げ出すシーンが見たかったですね。殺したので本当にただの犯罪者に成り下がった気がして少し幻滅しました。

帰還後の今後が気になって仕方ない。

エイミーが無事?帰還し、世間的にもおめでたムードですが、事実をしっているニックとエイミーの奇妙な生活が始まります。ニックは世間を騒がせた手前、ヘタに動けないので、世間には仲の良い夫婦を演じます。それに対してエイミーは満更でもなさそう。完璧主義な彼女は”世間に対して”完璧な夫婦と思われればよかったので。笑顔で記者会見に応じる二人のシーンで終わるのですが、今後はどうなるのでしょうか。ニックがエイミーの殺人を告白するのか、もしくは一生演じ切るのか。はたまた、エイミーはストーカーの時と同様、口封じにニックを殺害してしまうのか…。今後が読めないラストに、寝るまで頭から離れませんでした。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

簡単にまとめると、

  • 時間を遡って、徐々に真実が分かっていく見せ方が好きだった。
  • 何者かに連れ去られたと見せかけて、夫に殺害された様に偽装工作して自殺するエイミーのサイコパスさにゾッとした。
  • エイミー帰還後の今後が予測できない。

さすが、鬼才と呼ばれる監督の作品ですね。150分と長めの映画ですが、画面に釘付けになっていました。他にもこの監督の作品をどんどん観ていこうと思いました。