サスペンス

【ネタバレあり感想】1年待ったかいがあった!超おもろかったサスペンス「ナイル殺人事件」

今回の感想はこちら!

ナイル殺人事件

引用元:映画.com

☆☆☆☆☆☆☆☆/10

本来であれば2020年末公開予定だったが、アメリカの公開延期により1年ちょっと公開が先送りされた本作。個人的にめちゃめちゃ楽しみな1本だったが、期待通り凄く面白い作品だった。

原作は読んでない。

面白かった所

まず最後まで愛をテーマに一貫している所が美しくて素晴らしかった。(こんなこと実際に口走ったらちょっと寒いが、ネット上なので堂々と書く)

愛というと聞こえは良いが、本作では欲望や嫉妬といった愛の副産物がストーリーに大きく影響してくる。「友人」という体で集まった客人たちも、ストーリーが進行するにつれて結局は皆誰かを恨んでいるという状況で、要はドロドロした人間関係をしていることになる。現実世界だと嫌だが、作品としてはここが非常に面白かった。

最初に亡くなったリネットの遺体が映される演出がめちゃめちゃ好きだった。最初はドアップかつピンボケで何の画か分からない映像から、徐々にピントが合い、ズームアウトしながらリネットの遺体が映される。こんな演出あるんだと感動した。

てっきり亡くなるのはリネットだけかと思っていたが、口封じやらで意外と人が死ぬ。リネットが亡くなって、ここから謎解きで終わりかと思っていたが、最後まではらはらさせてくれる展開で楽しめた。

犯人が共犯ってのも全然考えてなかった。なんの根拠もなくいとこのアンドリューが怪しいと感じていたが、まさかのサイモンとジャクリーンだったのは驚き。しかも最初から別れてなくて、すべて金の為に行われた計画殺人だったと。リネットが「皆金に寄って来るけど、ジャクリーンだけは唯一の友達だった」と言ってたし、冒頭でジャクリーンは「お金より仕事が欲しい」と言っていたので、唯一のお金に対して無欲かと思っていたが、結局金目当て。リネットはただただ可哀想だが、殺した犯人を見ずに死ねたのは唯一の救いか。

残念だった所

最後の真犯人を言い当てるシーン。ポアロが淡々と謎を解き明かしていくのだが、結構推測が多い。一応ハンカチやらピストルやら証拠はあるが、決定打に欠ける印象。それに対して犯人も罪を認めるからよかったものの、本気出せばあの場面からもうちょい戦えたと思う。あれだけ緻密なトリックを仕掛けるくらいなので頭も良いだろうし。なんかもう一押し決定打が欲しかった。

これは余談だが、犯人2人は愛し合いながら自殺しちゃうわけですが、コナンくんの声がよぎりましたね。「推理で犯人を追いつめて、みすみす自殺させちまうような探偵は、殺人者と変わらねぇよ」って(笑)

まとめ

総じてめちゃめちゃ面白い作品だった。1年ちょっと待ったかいがあった。

このシリーズどんどん続いてほしいし、またオリエント急行見返したくなった。