こんにちは。
今回は大好きなピクサーの最新作、「トイ・ストーリー4」を観賞してきました。
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引用元:https://eiga.com/movie/81349/
「完璧なラスト」と称されたトイ・ストーリー3の続編。
製作陣も尋常じゃない程プレッシャーを感じていたと思います。
巷でいうトイ・ストーリーガチ勢という程ではありませんが、一人のピクサーファンとして期待していました。
以下、感想です。
ネタバレあり
リアル映画日誌

賛否両論の嵐
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引用元:https://eiga.com/movie/81349/gallery/10/
ふぅ…。
映画をご覧になった方は同じような溜息を吐いたのではないでしょうか?
いつものように感動する作品を観賞するつもりで油断していましたが、かなり衝撃的なラストで度肝を抜かれました。
主人公ウッディは、持ち主のボニーや仲間のおもちゃ達と別れ、「迷子のおもちゃ」になる道を選びます。
もちろん、親友バズとも…。
この衝撃的なラストにショックを隠せなかった方も少なくはないと思います。
前述にもありますが、「完璧なラスト」を飾ったトイ・ストーリーシリーズを完全にぶち壊したと捉えられても仕方ないような結末で、賛否両論の嵐が吹き荒れていますが、僕はこのラストもありだったんじゃないかなと思います。
ウッディがこのような決断をするきっかけとなった鍵となるキャラクターの1人(1体?)が、本作の新キャラクター「フォーキー」です。
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引用元:https://eiga.com/movie/81349/gallery/4/
フォーキーはボニーが幼稚園で作ったおもちゃです。
しかし、フォーキーは使い捨ての先割れスプーンとして生まれたので、本能的にゴミとして捨てられようとし、おもちゃとして生きようなど一切思いません。
一方、ウッディは、おもちゃとして生まれた為、ボニーを楽しませることが生きる目的であり、そのボニーが大切にしている”おもちゃ”であるフォーキーがゴミとして捨てられないようにフォーキーの面倒を見る生活が始まります。
話が進み、フォーキーが逃げ出した先で、新しい2人のキーキャラクターが登場します。
「ギャビー・ギャビー」と「ボー・ピープ」
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右側の女の子がギャビー・ギャビー
引用元:https://eiga.com/movie/81349/gallery/8/
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真ん中の金髪の女性が「ボー・ピープ」
引用元:https://eiga.com/movie/81349/gallery/11/
ギャビー・ギャビーは本作の敵キャラクターであり、ウッディのボイスボックス(背中の紐を引っ張ると声がでるレコーダ)を狙います。
ギャビー・ギャビーにもボイスボックスがあるのですが、破損してしまっており、おもちゃの女の子のような可愛い声ではなく、ホラー映画の女の子のような恐ろしい声がでてしまいます。
それが原因で一度も子供と遊んでもらえず、子供と遊べる日を夢見ているおもちゃです。
一方、ボー・ピープは、トイ・ストーリー2以来、19年ぶりに登場するキャラクターです。
ボーは以前子供に遊んでもらっていましたが、捨てられてしまい、今は遊園地近くの公園で色々な世界を見て回っている前向きな女性です。
このキーキャラクターである三人の結末は、下記のようになってます。
・フォーキー
⇒ゴミとして生まれたが、おもちゃの仲間たちと時間を共にしていったことをきっかけに、おもちゃとして生きる道を選ぶ。
・ギャビー・ギャビー
⇒アンティーク店を支配していたが、ウッディからボイスボックスを譲り受けたのをきっかけに、ずっと夢見ていた子供と暮らす道を選ぶ。
・ボー・ピープ
⇒子供に遊んでもらえる生活を過ごしていたが、捨てられたことをきっかけに、色々な世界を見て回る道を選ぶ。
お気づきかもしれませんが、この三人とウッディとの決定的な違いは、「新しい道を歩んだか」だと思います。
上記には記載しておりませんでしたが、ウッディは、ボニーの元に行ってからは、ロクに遊んでもらえず、1人クローゼットの中で遊んでもらえる日を待っていました。
しかし、子供の幸せがおもちゃの幸せと考え、ずっとボニーの幸せを願っていました。
アンディからボニーに受け継がれたという新しい道を歩むきっかけに目もくれず、今までと同じ考え、生活を過ごしていました。
が、この三人と出会い、徐々に気持ちが変わっていきます。
「一生このままでいいのか?」
「自分の幸せとは何か?」
ウッディは悩みぬいた末に、ボーと共に「迷子のおもちゃ」になる選択をし、ボニーや仲間たちとお別れします。
このラストは今までのトイ・ストーリーとは完全に違うラストであり、賛否両論の嵐になるのは当然だと思いますが、僕は、この作品に感動させられたし、この超大作で訴えかけるからこそ伝わる思いもあるのではないかと思います。
キャッチコピーに、「あなたはまだ、本当の”トイ・ストーリー”を知らない」とありますが、私たち人間も一通りの生き方ではないのと同様に、おもちゃの生きる道も一つではない、これがトイ・ストーリーだ。と考えさせてくれる素晴らしい作品だったと思います。
まとめ
長々と書かせて頂きましたが、賛否両論が起こることを予測できた中で、このような深い作品を生み出した製作陣は素晴らしいと思いました。
余韻が凄く、暫くこの作品のことを考えてしまいそうです。。
もしかしたらトイ・ストーリー5も製作するかもしれませんね。続編期待しています。
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